2011年10月29日土曜日

ネタメモ019(装甲飛行船の仕様変更)

以前のネタメモで、装甲飛行船に小さな翼がつくとしていたが、これを変更する。

揚力によって装甲や武装の重量を補償するため、大型の主翼を船体上面にパラソル式に取り付ける。櫛型配置。羽布張り。

ほぼデザイン上の問題ではあるが、船体下面にも取り付けて複葉とすることも有り得る。この場合は可載重量が増えるため、臼砲などの重火器を搭載することも考えられる。カノン砲のような反動の大きい砲は船体の動揺が激しく運用が難しいためおそらく搭載されない。搭載するなら相当な厨設定が必要となるだろう。直上からの撃ち下ろしであれば、曲射砲でも直線的な弾道が得やすくなるので、直接射撃も可能だろう。もちろん弾速は遅いままだが。爆雷投射機による直接射撃でもいいかもしれない。

ただし、翼は多すぎると空気抵抗も増大してしまうので、あまりゴテゴテと付けるわけにもいかない。

話が逸れたが、重量を支えるための揚力が必要であることから、装甲飛行船は静止状態ではゆっくりとではあるが降下してしまうことになるだろう(満載状態)。常に30~40km/hで移動している感じか。潜水艦の直上を同航して抑え込むには適当な速度だろう。ただし、潜水艦が停止してしまうと、動きの鈍重さから、再度攻撃位置に着くのが難しくなるかもしれない。空荷でほぼ釣合うぐらいのバランスにしたい。

そうなると、装甲飛行船の拠点には、少なくとも出撃時の満載状態では、ある程度の長さの滑走路が必要ということになる。装甲飛行船自体にも滑走用の車輪などが必要だ。航空偵察が可能であれば、発見は難しくないといえる。ただし、この設定当時は地図がほとんど作成されていないニューギニア島の奥地で効果的な偵察ができるかどうかは疑問ではある。装甲飛行船の作戦行動半径からいっても、相当な偶然がなければ拠点の大まかな位置の特定自体が難しいだろう。

双胴式大型装甲飛行船だけでなく、航空機を搭載する単胴式飛行船にも翼は必要かもしれない。航空機を飛行船の機体外に搭載する場合は、航空機の翼が揚力を発生するため、飛行船に十分な速度があれば重量のことは考えなくてもよいが、飛行船内に収容する場合はその重量を飛行船が支える必要があるためだ。飛行船に航空機の整備や補修の機能を持たせるならなおさらだ。

こうした機能は本来地上支援施設が担うべきものではあるが、長期の作戦行動を考える場合は、飛行船にもある程度の整備機能は持たせなければならないことになる。しかし、逆にこの整備を飛行船艦隊の行動の足枷にするのも悪くない。装甲飛行船の行動半径が大きすぎると拠点の捜索が難しくなってしまうため(作戦行動時間を最大4日間とすると、巡航速度100km/hでも最大行動半径が4000km以上になってしまい、露見を恐れさえしなければタスマニアやマレーシアあたりまで行くことができてしまうのだ)。

・装甲飛行船のエンジンと燃料
ツェペリン飛行船の世界一周では、機体重量の変化を嫌って、推進用レシプロエンジンの燃料として特殊なガスを使用していたらしい。しかし、このガスは当時の工業水準では入手経路が限られており(日本に寄港したときは、予備燃料としてアメリカから大量のガスを事前に運び込んで集積していたそうだ)、資材が限られる南洋王国としては使いづらい。このため、南洋で豊富に得られるガソリンまたは軽油を燃料として使用するべきだろう。ガソリンは引火性が強いため、被弾時に弱点となりやすい。軽油を燃料とするディーゼルエンジンのほうが燃費的にもオススメ。


・航空爆雷
装甲飛行船に搭載される主要な対潜兵装。基本的には一般的な艦艇搭載用の爆雷と変わらないが、高空から投下するため着水時に破損しないよう減速用のパラシュートが取り付けられている。形状がドラム缶型であることもあって、風などによって落下地点がブレやすく、ピンポイントへの投下は難しい。投下前に高度や気象条件による散布界を算定し、大量投下することでこの欠点を補うしかない。1回に10発程度投下するとして、4~5回の投下は可能にしたい。信管を着発に設定することで水上艦艇に対する攻撃にも使用可能とする。艦艇用の爆雷より小型化して回数を増やせるようにしてもいいだろう(ただし、この場合は新規開発が必要であるため設定上あまりよろしくない)。なお、信管の調整やパラシュートの展開などが必要であるため、投下はキャビンから手作業でおこなう。イメージとしては輸送機からの空挺降下なカンジ。爆雷要員には命綱必須。投下時は装甲化キャビンに投弾口が開くため弱点となりやすい。
※航空爆雷は本来装備されていたわけではなく、帝国崩壊後も南洋に残ったドイツ系住民やオランダの協力者からの情報で、海賊捜索に潜水艦が使用されることが判明したため急遽準備されたもの。闇市場から掻き集めたものであれば、形式が統一されていない方がリアル。

・装甲飛行船の格納庫
ニューギニア島の地下に広がる洞窟を拡張したもの。ただし、入るのは船体の半分ぐらいで、残りは偽装された掩体に覆われる。ろくな工作機械や重機がない状態で拡張工事が行われたため、その作業は相当に過酷であったと思われる。船体の半分程度までしか入らないのは、工事が中途であるため。本国からの支援が本格化されれば完全に納められるようになる。前述のように、200mほどの滑走路が作られている。装甲飛行船の発着時以外には簡単な偽装が施されている。周辺に地上支援施設が点在する。現地人が装甲飛行船を神として崇めているため、これを利用して緘口令を布き情報が外部に漏れないようにしている。このため、現地人ルートでの情報集めは難しい。
行動を隠蔽するためには長距離飛行は夜間に行いたい。それには偽装された係留塔が必要となる。こっちの方が固定目標だけに見つかる可能性が高いか。船体に迷彩を施して高空を飛んだ方がマシかもしれない。

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