2011年5月27日金曜日

今日の雑感042

ふむ、いよいよリネ2のアップデート日時が決まったようですな。

復帰の時がやってきましたかな。

今年はファンフィクションコンテストありますかな。

一応準備しておいたほうがよろしいですかな。


※赤いコードが出ない。レアじゃないはずなのに。もう3日ブリキングRX1ブッ叩いてるっていうのに。スタンプより出ないってどういうことよ?←5月29日

※1個出た。激レアじゃねーか!←5月30日

※庭の藤を剪定せにゃならんのだが、雨続きで切れない。下手に切ると切り口からカビや細菌が入って腐るかもしれないし。困ったもんだ。←5月30日

※そういえば、AIONのアップデートにあわせて無料チケットが届いているみたいだ。とはいっても、休止してから長いので、どうせ何の変化もないところに取り残されているだけなんだろうけども。←5月30日

2011年5月26日木曜日

ネタメモ017(超長距離砲その1)

ハヤカワさんが書こうとしている小説ってヤツはなんとゆーか冒険小説というか軍事小説ってジャンルになると思うのね。でさ、そういう小説でクライマックスを迎えるためにはラスボス的なモノが必要なんじゃないカナ? と思うわけだね。んで、クロウト受けを狙うならガチガチにリアル方面に持っていくべきなんだろうけど、一般とゆーかライトオタク向けだとやっぱちょっとばかし厨っぽいネタの方がいいと思うのよ。ライトオタには「なにコレすげえ」カンジで、そのスジのヒトには「なにコレ、アタマわりぃ(誉め言葉)」なカンジが理想かな。


そんなワケで、今日は射程100kmを超えるような大砲について考えてみよう。ちなみに100kmっていうと、直線距離だと東京都心~富士山ぐらいの距離らしいね。こりゃ相当なモンだ。
最近もイラクが射程700kmに及ぶようなヤツを作ろうとしてイラク戦争の発端の一つになったり、つい先年には多分この計画の人材なんかを流用したんだろうけど、イランも密かに計画してたりしてたりと、意外とリアルでも考えているおバカさんがいるみたいだ。数百km~数千kmといった超遠距離目標に対しては弾道弾という兵器が存在する現代においてこんな無茶な大砲を作ろうとする理由や、実際に作るとなると必要な技術はどんなもんなんだろうね?

さて、超長距離砲というと真っ先に頭に浮かぶのが第一次大戦でドイツが使用したパリ砲だろう。この砲の目的は、戦線からはるか後方にある都市(パリ)に直接攻撃をかけ、市民を混乱に陥れて厭戦機運を高めて講和もしくは降伏に追い込むってことらしい。これが発展して、第二次大戦の戦略爆撃に繋がったとも言われているね。
もっとも、この大砲は戦術的にはかなり非効率といえるシロモノで、最大射程近くで砲撃すると、パリ市を狙えるけどパリ市のどこに落ちるかわかんないという程度の精度しかなかったようだ。まあ、砲弾なんてものは砲身から飛び出しちまえばコントロールする方法がないんだから、射程距離が長ければ長いほど、天候や地球の自転に影響されて着弾点がずれてしまうのはいたしかたない。逆に、どこにいても危ないってことで撃たれる方の恐怖感は増すから戦略的には効果が上がるかもしれないけども。要するに、狙ったところでそこに落ちる保障はないから、結局のところ無差別砲撃になっちゃうわけだ。エリゼ宮に叩き込んでフランスの大統領を吹き飛ばすなんてマネはできないんだね。

時は下って第二次大戦末期のドイツ。ここではムカデ砲とかロンドン砲と渾名される大砲が作られていたりする。これは渾名の通りフランスの沿岸から直接ロンドンを砲撃する目的で計画されたもので、結果として実用にはならなかったが、V兵器の一つとしてワリと高い優先順位で研究開発されていたようだ。一次大戦の時は、航空機による爆撃が未発達だから大砲でやらざるを得なかったんだけど、第二次大戦の頃はすでに航空機が十分に発達していた時代だから、本来なら敵国の首都を壊滅させる目的であれば戦略爆撃の方が適当だろう。しかしながら、爆弾を満載した鈍重な爆撃機がヨタヨタと敵国上空を飛ぶためには絶対的な制空権が必要になる。ということは、連合国の航空戦力が撃滅されていなければならないということだ。ところが現実を振り返ると、ドイツ空軍はバトルオブブリテンに敗北して英国本土の制空権を得ることができなかった。これでは戦略爆撃を行うことは不可能だ。もっとも制空権を得られたとしてもドイツには戦略爆撃が可能な重爆撃機もなかったんだけどね。まあ、これは制空権さえあれば後からどうにでもなると考えていたんでしょ。
話を戻そう。で、しょうがないから制空権を無視して戦略爆撃ができる兵器を作ることになって、これがV1号やV2号に代表されるV兵器。ムカデ砲はその中のV3号として研究されていたわけだ。ちなみに、フランスのカレーからロンドンまではおよそ150kmで、パリ砲の最大射程130kmでもちょいと届かないから、新しい兵器を開発しなけりゃならなかったのだ。
ムカデ砲がどんなものかってのはリンク先(V3 15センチ高圧ポンプ砲)で見ていただくとして、仮に実用化されていたとしても、パリ砲と同様に精密射撃は難しいから、ダウニング10を狙って吹き飛ばすのはできなかっただろうね。

ムカデ砲が実用化されなかったのは、技術的な問題も大きいけれど、V1やV2が実用化されて効果を上げたせいで必要性が薄れたり、巨大な固定式の大砲は連合軍の空襲のいい的になってしまったりといったコトだったりする。
そう、大砲というのは砲弾を高圧ガスの力で発射するための装置であって、その内部で発射ガスを作り出すために火薬を爆発させなければならない性質上、どうしても頑丈に作る必要があるのだ。当然重量もそれなりに大きくなるし、超長距離砲だと砲弾に非常に高い初速を与えなけりゃならないから普通の大砲よりもとんでもなく長い砲身にせざるを得ない。つまり、“でっけえ”のだ。余談だけど、必要な圧力のガスが作り出せるなら火薬でなくてもいいのね。空気銃ってのは圧縮空気を利用して弾を撃ち出すから火薬を使わないね。ただし、火薬が瞬間的に作り出す膨大なガスには及ばないので威力は低くなる。だから一般人も持てる。ヒトや動物を狙ったりしちゃイカンけどね。ああ、また脱線したよ。
この砲身内で大量の火薬を爆発させるってことが、巨大な大砲を製造したり、使用する上でのネックになるわけだ。大砲に限らず、重くてでっかいモノを扱うには大量の人員や設備が必要になるのはモノの道理ってヤツだね。


まだまだ長くなるので今日はここまで。

2011年5月25日水曜日

なんかおかしい

Bloggerからログアウトできないぞ。


※自己解決。Blogger関連のクッキーを根こそぎ削除したら直った。Googleは不具合を投げっぱなしにするから困る。

2011年5月21日土曜日

今日の雑感041

やれることが

やりたいことで

やらせてもらえる


そんな人間にワタシはなりたい

2011年5月18日水曜日

今日の雑感040

相変わらずECOを続けているハヤカワさんです。

レンジャーはレベル28になりましたよ? ということはもうすぐ2次職ですな。

ふむ、次の職はエクスプローラーですか。レンジャーってあんまり転職する意義を見出せないんですけどね。まあ、装備なんかをレベルや職で細かく制限してるゲームだから、転職しないと先に進めないだろうけど。あ、そういえばキラービーの洞窟はたどり着いたときには制限レベル超えてた。こんなことがあるから油断できないんだよねぇ。

そんなこんなで、転職クエストや背負いネコマタのイベントの件があるからそろそろ本土を抜け出さないといけないんだけど、今のところファーイーストシティまでしか行けてませんな。レンジャーはギルドでパス買えるからね。いや、南と西は闇商人から偽造パスを買えばいいっちゃいいんだけどさ、毎回それで抜けるといくらお金があっても足りないしね。騎士団に入るっていう手もあるけど、NPCの話を聞いてるとなんか入んない方がよさげだしなあ。

相変わらず属性がよくわからん。とりあえずイリスカードは手に入れた。だが何をつければ有利になるのかさっぱりだ。カードや何やでけっこうお金かかるし。ビンボはツライね。倉庫にヘンなものが溜まってきたから売ればいいのかな? でも需要と相場が読めるほどやってないからなあ。

やっぱり今日も行き詰まり。


※リネ2への復帰はアップデートの日程を睨んでるのでまだ未定。原稿料もまだだしねっ!

※パチモデルの古いMIDIデータが行方不明。Rに焼いたハズだが、引越しの際にどこかに紛れ込んだ模様。アレには点検隊で泰緬鉄道に乗ったときの画像も入ってるんだよなぁ。←5月19日

2011年5月17日火曜日

今日の雑感039

・しょのイチ

人間は、都合のよい情報と都合の悪い情報に接したとき、例えそれが欺瞞に満ち溢れていようと都合のよい情報しか信じず、たとえそれが正真であったとしても都合の悪い情報からは目を背ける傾向がある。

これは、危機に際してより顕著に現れる。

ここに至っても異常に楽観的というか、希望的観測ばかり垂れ流し、指摘すりゃあ逆切れするバカの脳内はこんなもんだ。煽るだけの目的で極端なハナシばっかり出してくるのも問題だけどさ。


・しょのニ

平時と有事では指導者に求められる資質はまったく異なる。真逆であるといってもいい。

すべての指導者が両方の資質を兼ね備えていることが望ましいが、しかし、有能な指導者であっても両者を高いレベルで持つことは極めてまれである。

このため、共和制ローマでは有事のみに選出される“独裁官”という制度があった。独裁官は非常に強い権限を持ち、議会での議論を経ずに必要な意思決定を素早く下すことができたが、任期は非常に短く、事態が平静を取り戻すと解任され平時の政治体制に戻るようになっていた。まあ、最終的にはカエサルが終身独裁官となって後の帝政ローマへの道を切り拓くことになるんだけども、それは共和制の制度疲労とかまた別のおハナシだ。

さて、菅総理と民主党が平時に適した能力があるかは別として、現在の有事を乗り切る能力に欠けていることは明らかである。

今の日本には独裁官制度が必要なのではないだろうか。


※しかしまあ、こんなこたぁわざわざハヤカワさんが言わんでも、世の中じゃあずっと言われ続けてきたコトなハズなんだけどねぇ。んでも何度も同じ轍を踏んでるから、おそらくみんな分かってないんだろーなってコトで書きましたよ?←5月17日

※ケータイ弄繰り回しながら周りも見ずに歩いてたり、自転車に乗ってるヤツは死んでも文句言うなよ? 地震のときはケータイで地震情報を見ながら赤信号に突っ込んできた車もいたな。そんなん続くようならケータイは廃止したほうがいいんじゃないカナ?←5月17日

2011年5月16日月曜日

今日の雑感038

スキームってなんだ?

シロウトに説明するとき、分かりやすい言葉を使えない“専門家”は、実際のところその内容を理解できていない。

で、スキームってなんだ?


※スキームとは?

「枠組みを伴った計画」や「計画を伴う枠組み」のことです。(『三省堂ワードワイズ・ウェブ』より引用)

世間でこの言葉が出てきた場合、“事業計画”や“基本計画”を言い換えているものらしい。
ちなみに、国民の25%がこの言葉を理解できるそうですよ?
ハヤカワさんは文筆業であるため、規定の字数に合わせるために一般的な言葉では長くなりすぎる言葉を一言で納められるような用語をやむなく使うことがあるけど、“スキーム”と“基本計画”なんか字数いっしょだよ? んなもんわざわざ言い換えんじゃねぇよ。バカ。それともアレか? 理解されると困るようなハナシなのか? あぁ?

2011年5月12日木曜日

今日の雑感037

どうも古典以降の「経済学」という学問は成立しないんじゃないかという気がする。

なぜなら、ノーベル賞級の優秀な学者がどう緻密で完璧に見える理論を組み立てたとしても、市場の集団無意識にいとも簡単につき崩されてしまうからだ。

少なくとも、投機(投資ではない)で儲けようとするなら、心理学の方がナンボか役に立つように思う。


※ECOやってるとさ、アクロポリスをちょっと離れると、適正狩場なのに異常にレベルが高くて強いアクティブがコソッと混じってる場所が多いんだよねえ。あ、エリアボス以外のね。ハヤカワさんみたくソロが多いレンジャーだとソイツに捉まると即昇天しちゃうんだよねえ。ヤツらたいてい足速いし。んで、ミニキャリアー連れてるとそっちも狙われるしさあ。アレ、なんとかなんないのかねえ。名声ダダ下がりでヘコむ。
それとさ、Wiki読むと「強くなりたけりゃ武器に属性つけろ」って書いてあるんだけど、ハヤカワさんが昔やってた頃はそんなモンなかったし、どうやってつけるのか説明されてもイマイチわかんないからフツーの武器で殴ってんだけどね。防具なんかチュートリアルクエストでもらったやつのまんまだよ。なんかどうにも行詰ってるなあ。

※なんで“福岡”のバイク買取りが広告に出るんだろう? こっちゃ神奈川だっつーに。まあ、一時は国別閲覧者数のトップがアメリカだったり、ドイツからお客さんが来たりするから福岡周辺のヒトが見てないとも限らないけどさ。それにしてもピンポイントすぎねぇ?←5月14日

※MOEとECOを素で間違えてた。直した。←5月15日

2011年5月10日火曜日

今日の雑感036

前にも書いたけど、また書く。

震災以降、脱原発の声が高まっていることはご存知の通り。原子力が人間の手に負えないエネルギーであるという点でそれには賛成せざるを得ない。しかし、反原発派の人々が原発の代替として自然エネルギーの開発を唱えているのが気に掛かってしまう。

自然エネルギーは、風力や太陽光といった、自然界にあるエネルギーを電力に転換しようというものであるわけだが、どうもこれらが地球の気候に大きな影響を持つものであることが忘れられているような気がするのだ。

近年、東京では夏になると突発的な豪雨の被害が発生することが多い。これは、ヒートアイランド現象に加えて、湾岸に林立する高層ビル群が東京湾からの海風を妨害して、地上と海上の空気(と熱)の入れ替えを阻害いるためであるという説がある。

さて、風力発電機は地表近くを流れる気流からエネルギーを得る発電方式だ。つまり風から運動エネルギーを奪い、その流れを弱くしてしまうということに他ならない。ということは、小規模ならともかく、原発を代替するほどの数を林立させると、上記のような気候の変動を起こす可能性があるということなのだ。

事は風力に限らない。太陽光発電は太陽電池パネルを地表や海洋に敷き詰める必要がある。これは地表や海洋が太陽から得ていた熱エネルギーを奪うことに他ならない。すでにアスファルトが敷き詰められた都市だけに設置するならともかく、家庭用だけでなく産業用までまかなうなら、自然エネルギーの不安定さを考えれると、必要発電量の数倍の面積の太陽電池パネルが敷き詰められることになりかねない。

これが地上であれば、そこに生息する動植物の生態系に影響が及ぶだろうし、海洋であればさらに潮流に変動を起こす可能性が高いのだ。

もし十分な環境へ検証を怠ったまま、地球規模で急激に自然エネルギーへの転換を進めた場合、最悪、人工のエルニーニョ現象やそれ以上の気候変動を引き起こすことになりかねない。さらに、それは現在の生態系に深刻な影響となって現れるだろう。環境や生態の保護を訴えている人々はこれに対して声を上げているのだろうか? エンドウ豆のようなテロ組織は別として、もしその声が圧殺されているならそれは恐ろしいことだ。

サハラ砂漠に太陽電池パネルを設置して、ヨーロッパに電力を供給するという計画があるようだが、これは砂漠に存在する脆弱な生態系のことを考慮しているのだろうか? 砂漠化の進行を止めるっていうなら、無茶な森林伐採を禁止するのが先だ。生態系だけではない。サハラからヨーロッパに送電するためには、従来の送電線ではロスが大きいため、送電ケーブルに超伝導物質を使用することが考えられているそうだ。超電導は物質を非常に低温に保たなければ発生しない効果である。その温度は長年の研究によって徐々に上昇し、現在では液体窒素レベルの温度であれば可能であるという。この冷却を行うための電力はサハラで発電したものを利用するが、従来の送電ケーブルによるロスよりも少なくて済むらしい。だが、冷却によって撒き散らされる廃熱はどうなるのだろうか? 真夏のエアコンの室外機を考えればよくわかると思うが、送電ケーブル周辺に大きな環境変化を引き起こす可能性があるのではないか。

人間のために自然環境に新しい負担を押し付けるのを良しとするなら、根本の思考は原発推進派と変わらない。大規模な開発は、大規模な破壊なしには成し得ないということを忘れてはならないのだ。

それとも、原子力は手に負えないが、自然は手に負えるとでもいうのか? だったら自然災害なんかハナっから起こらないだろう。

もちろん、今から数百年前のエネルギー使用水準に戻すことは不可能だ。ハヤカワさんもPCや便利な家電のある生活を棄てることはできはしない。

しかし、自然エネルギーの開発は避けられないにしても、それは可能な限り最小限に留めるべきだ。それよりも、省エネルギー技術の推進によって、極力生活に影響を与えない形で使用エネルギーの総量を減少させていくことが、これから先も地球と人類が共存していくために必要なことなのだ。

大事なことだから2回いいました。

2011年5月8日日曜日

鉄道少女隊(装甲列車の概容)

鉄道少女隊に登場する装甲列車について。すごく長いので覚悟して読め。


・鉄道車両
機関車
鉄道委員会が運用する機関車は、主に蒸気機関車とディーゼル機関車の2種類である。鉄道委員会以外の市電や近郊鉄道では電化がおこなわれている場所もあるが、国際間の長距離路線を主とする鉄道委員会では、インフラ整備の問題などから電化は計画段階に留まっている(国家によって電源規格が異なるため、発電所の整備からおこなわなければならない場合が多い)。また、ディーゼル機関車の導入も燃料確保の点で先進地域に限られている。なお、次世代の高速機関車として、ガスタービン機関車も研究されている。

@蒸気機関車
汎用蒸気機関車
レシプロ式蒸気機関で駆動する従来型の機関車。鉄道委員会では、単式よりも熱効率のよい複式膨張機関が主力となっている。外見的な特徴としては、動輪への動力の伝達がギア式であるため、一般の蒸気機関車に見られるピストンのクランクシャフトから動輪へ直接繋がるクランクロッドがない点である。水の補給が難しい地域ではオプションで復水器が取り付けられ水を節約する。復水器は炭水車を小型化できるメリットもあるため、標準装備が企画されている。

高速型蒸気機関車
機関に蒸気タービンを採用することで、レシプロ式に比べて高出力かつ高速を実現した最新型機関車。蒸気タービンには遠心式と軸流式の2種類があるが、鉄道委員会では軸流式を採用している。高速型蒸気機関車は稼動数がまだ少ないため旅客用に使用されることが多いが、貨物でも高速運送を要求される場合に使用される機会が増えている。蒸気タービンは停車中でも最低限の回転を維持している必要があるため、この性質を利用して電源供給能力も与えられている。復水器を備えるものは、長距離の無補給運行や、水が入手しにくい地域でも運用可能。ただし、停車中など復水器の能力が低下する場合や缶圧の調整のために蒸気を解放することがあり、完全な無補給はできない。

装甲蒸気機関車
最新の蒸気タービン式高速型機関車をベースに装甲と武装を施した機関車。通常の高速型機関車とは異なり、良質な燃料の入手性が低い地域で運行することが多いため、缶は石炭と重油の混焼が可能なだけでなく、可燃物であればほとんどのものが燃料として利用できる(とはいっても、燃焼カロリーが低いものを燃料にした場合、その分出力が低下するのは避けられないし、使用後の整備も手間がかかる。過去、小麦粉を水に溶いたものを燃料にして動かしたことがあるが、その機関車は運行時に放った香ばしい匂いから後日“パン焼き窯”と渾名されるようになった。ジャック・ロダン機関士長が運転していたため、ジムおじさんのパン工場とも)。蒸気タービンは蒸気入口と出口の温度差が大きいほど熱効率が高くなるため、出口側の冷却を兼ねた復水器も標準装備される。また、装甲列車では車両が装甲や武装によって重量が増加しているため、機関車は重連以上の編成が基本となる(基本編成であれば単一の機関車だけでも運行するだけの能力はあるが、機関車の負荷を減らして機械寿命を延ばすことや、フェイルセーフの観点からも重連以上が推奨されている)。ただし、高速型蒸気機関車は製造コストが高いことや、大型であるため山間部など運用不可能な路線が存在し、こうした場所では旧型のレシプロ式装甲蒸気機関車も併用されている。
装甲蒸気機関車「ミネルヴァ号」は、主機関として軸流式蒸気タービンを搭載し、これが発する回転を減速歯車を通じて動輪を駆動する。タービンは常時回転しているためトルクコンバータや変速機があり、レシプロ式蒸気機関車よりもディーゼル機関車に近い操作法である。また、長大な軸流式タービンを収容するために、直径2mの大型動輪を5軸配置(アメリカ式表記でのオーヴァーランドに相当)にしている。これだけ長いと通常の構造ではカーブを曲がることが困難になってしまうが、可変ゲージ機構の応用(中空歯車)で、動輪がカーブに設置されたガイドレールに追随するよう動くため、最小旋回半径は一般の機関車とほぼ同じである。
この時代の機関車の場合、前照灯が1基であるものが多く、鉄道委員会の保有する機関車もほとんどはその形式なのだが、装甲機関車は運用の性格上最低2基以上備えられることになっている。固定武装7.7mm機銃×2。武器ではないが、缶圧を意図的に危険域まで上昇させ、非常弁を解放して周囲に高温高圧の蒸気を撒き散らし、機関車に近付くものを排除するという荒業もある。非常に強力ではあるが、缶への負荷が大きく、さらに解放後は蒸気圧が急激に下がるためしばらく出力が上がらなくなり、最悪その場から動けなくなることもあり得るという諸刃の剣である。使用には機関士長と装甲列車司令官の同意が必要。

@ディーゼル機関車
汎用ディーゼル機関車
非電化路線でディーゼル燃料の入手が容易な地域で運用される。英国など先進国でありながら電化が難しい地域では依然主力機関車として運用されている。

高速型ディーゼル機関車
ディーゼル発動発電機を搭載し、自己発電でモーターを駆動するハイブリッド型機関車。完全な電気機関車よりも車重あたりの出力が低いが、汎用ディーゼル機関車よりも高速運転に向いているため、旅客輸送に利用されることが多い。将来路線が電化された際には発発を大型トランスに交換することで引き続き使用できるように設計されている。

装甲ディーゼル機関車
汎用ディーゼル機関車を基本にして装甲と武装を施した機関車。装甲蒸気機関車よりも速度性能は劣るが、大量の水を必要とせず、燃費のよいディーゼル機関を採用したことで行動時間は長くなっている。このため、長時間無停止運行を余儀なくされる場面では装甲蒸気機関車よりも優先して運用される。また、蒸気機関よりも排煙が少ないため、人口密集地では短距離運行であってもこちらが選択されることが多い。固定武装7.7mm機銃×2。

@電気機関車
鉄道委員会が管理する路線では完全電化されたものはまだないため、短距離運行でのみ試験的に運用されている。将来、完全電化路線が登場すれば主力となると考えられている。車重あたりの出力はもっとも大きい。しかし、動力源である電力の供給を外部に依存する構造上、装甲化は難しく予定されていない。

・装甲列車の編成
1編成の基本的な人員構成は、保安局員×6=1個分隊×3=1個小隊×3=1個中隊×3=1個大隊+後方要員1個中隊+装甲列車1編成=1個軍団(基本216名で状況によって車両が追加されるため増減あり)となる。3の倍数になっているのは、平時は3交代勤務であるため。車両間には有線電話が設備され、各種の連絡に使用される。装甲列車は野盗などからの襲撃に対する防衛が重視された構成であり、特に装甲目標との戦闘は考慮されていない。ただし、固定武装ではないが任務によっては13mm対戦車ライフルを装備することがあるため、まったく対処できないわけではない。また、近年では対空目的で25mm機関砲が装備されることがあり、これは軽装甲車両に対しても十分な威力を持つ。
全車両の平均的な装甲厚は20~25mmとなっている。これは重機関銃や榴弾の破片を防ぐことは可能だが、対戦車砲など対装甲用兵器からの攻撃には対抗しきれない(初期の対戦車ライフルを除く)レベルのものである。しかし、車体重量の問題もあるが、先進国の正規軍でもなければそのような装備を持たないため、運用上必要十分な防御力であるといえる。また、内貼り装甲として難燃加工を施した木板が使用され、カーテンや絨毯なども難燃加工を施した繊維を使用している。ただし、直接肌に触れるリネン類はこの種の加工が難しいため通常の布が使用されている。
車内電話ケーブルや電源ケーブル、ブレーキ用圧搾空気パイプなどは完全二重化されている。

基本的な編成1(主に貨物)
|警|砲(雌)|機|司|~機|砲(雄)|~|機|砲(雌)|警|
~の部分は業務内容によって随時必要な車両が接続される。

基本的な編成2(主に旅客)
|警|砲(雌)|機|司|砲(雄)|~|機|砲(雌)|警|
~の部分は業務内容によって随時必要な車両が接続される。

※装甲列車の編成名は各種神話の戦女神から採る
ミネルヴァ
イシュタル
モリガン
アテナ
アンドラステ
エニュオ
カーリー
ドゥルガー
ベローナ
フレイヤ
ニケ
ブリュンヒルデ
スクルド
など


@機関車
装甲機関車を重連以上で接続。ミネルヴァ号の場合は、装甲蒸気機関車となっていて、巡航速度で150km/h以上(標準装甲貨物編成:ちなみに、国際標準軌の速度限界は160km/hぐらい)と、当時の鉄道としては常識を超えた高速性能を持つ。機関車の性能的にはこれ以上の速度が出せるのだが、軌道が十分に整備されていない場所では脱線転覆の危険があるため推奨されない。
乗務員の編成は、長距離運行の場合、1両当り機関士長×1、正機関士×2、機関助士×3が3交代で勤務に当たる。短距離の場合でも、機関士長×1、正機関士×1、機関士助士×2が搭乗し、万一の場合にすぐ交代できるよう備えている(一般の機関車は機関士長と機関助士の2名体制)。なお、重連の場合の機関士長の席次は先頭機関車が高く、総機関士長となる。缶への水・燃料の補給は自動化されているが、緊急時に規格外燃料(木材など)を使用する場合は他の部所から釜焚きが抽出される。一般の列車では機関区を跨る運行の場合には機関区ごとに入れ替えとなるが、装甲列車の場合は特別な理由がない限り、始発から終着まで同じ機関車で運行される。機関車にも7.7mm機銃×2の固定武装があり、1丁は車体前面に向けて固定され、射撃時の反動により自動で左右±5度程度の範囲に弾幕を張る機構を持つ。もう1丁は運転室の天蓋に設置されるが、トンネル通過時など邪魔になる場合には運転室内に収容可能である。
また、一般の機関車と異なり、運転室も密閉構造となっている。
ブレーキは機関車だけでなく全車両に装備され、通常は先頭機関車から集中制御されるが、個別にブレーキをかけることも可能。
なお、蒸気タービン式機関車の場合、タービンの回転数を常に一定上に保たなければならないため、速度調整は自動車のようにギアの切り替えで行う。トルクコンバータも装備されているが、それだけでは減速率が足らないためである。ミネルヴァ号の場合前進後進共に24段(主変速機6段、副変速機4段)となっている。
蒸気機関車の場合、燃料とともに大量の水を必要とするが、運行距離によっては通常の炭水車では容量が不足するため、水タンク車が増設されることがある。これらは装甲蒸気機関車の最大のアキレス腱といってもよい。

@貨物車両
装甲箱型貨物車
貨物車両のうちで最も多い車両。装甲列車の性格上、基本的に無蓋貨車は存在しない(対空車両など特殊用途の車両には無蓋のものがある)。装甲箱型貨物車の側面には折りたたみ式のキャットウォークがあり、走行中に車両間を移動する場合にはこれを利用する。天蓋も通行可能な強度があり、キャットウォークが使用できない場合の通路となる。通常貨物車は装甲のみで非武装だが、現地改造で天蓋に機関銃座などが設置される場合がある。自走はできない。

装甲コンテナ車
近年、装甲箱型貨物車に代わって、平台車に装甲コンテナを積載する装甲コンテナ車が普及しつつある。装甲コンテナは規格化されているため、拠点駅での積み替えや他の輸送機関との連携が容易で、輸送効率が非常に高いという特長を持つ。また、装甲コンテナを下ろして他の貨物用のアタッチメントを設置することで専用貨車としても使えるため台車の汎用性も高い。このため、最近では新造される貨物車両はほとんどがこのタイプとなっている。また、装甲コンテナの固定器具は、過大な負荷がかかると自動的に固定を解除するように設計されているため、1つの装甲コンテナにカノン砲などの直撃を受けても、当該のコンテナだけが吹き飛ばされて、他のコンテナへの被害や車両の転覆を防ぐことができるのも大きなメリットである。平台車に折り畳み式のキャットウォークを装備。自走はできない。

特殊貨物車
長物や粉体、液体など専用の貨車が必要なものに関しては、必要に応じて一般の貨車に装甲を追加する形で運用する。こうした貨車は装甲化に対応した設計ではないため、走行装置などが弱点になりやすいので運用には注意が必要とされる。

@旅客車両
要人を警護しながら目的地まで運行するために必要な車両。固定武装はなく自衛用の小火器が搭載されている程度である。なお、旅客用、戦闘用共に窓は防弾ガラス(五重構造)になっているため、ライフル程度なら装甲シャッターなしでも耐えられる。旅客車両共通の特徴として、車体側面に出入り口がないことが挙げられる。これはドアが防御上の弱点になりやすいことと、侵入しようとする敵から防衛しやすいことを考慮したものである。なお、要人が利用する車両には、どこかに秘密の脱出口があるといわれている。

旅客寝台車
要人とその随伴員が使用する車両。一般的な執務や小会議がおこなえる設備があり、母国との連絡用に鉄道無線が使用できるようになっている。1両に付き3名の専任メイドが車両局から派遣されて配置される。ただし、メイド長は装甲列車大隊所属の保安局員が兼任し、他にメイド技能を保有する保安局員が適宜補助に入る。大型の窓が装備されているが、有事には装甲シャッターが下ろされる(手動または大きな衝撃を感知すると自動的に動作する)。なお、貨物車両には大重量に耐えられるリーフスプリングが使用されているが、旅客寝台車には新開発の空気バネが採用されているため、非常に乗り心地がいい。シャワー室や簡単な厨房(電気コンロ)も設備されている。騒音の問題から発動発電機は緊急時用の最低限のものしか設備されておらず、通常は機関車や電源車から供給される電源を利用する。エアコンを使用する場合には電源車は必須。自走はできない。

食堂車A
中央に長テーブルが置かれ、要人が一堂に会して食事ができる車両。国際会議など重要な会合に使用されることもある。食堂車の要員は保安局員が兼任するが、まれにバーテンダーなどが車両局から派遣されて、ラウンジとして使用される場合もある(一般旅客列車には専用のサロン車やラウンジ車があるが、装甲列車はコスト面から食堂車と共用となっている)。他の車両に比べて窓が大きく作られているが、有事には装甲シャッターで閉鎖される(手動または大きな衝撃を感知すると自動的に動作する)。緊急時用に小型の発動発電機を備えるが、通常は機関車や電源車から電力の供給を受ける。平時の鳩村いすゞはこちらと旅客寝台車に勤務している。自走はできない。

食堂車B
食堂車Aが会食や会議に使用されるのに対して、食堂車Bは2~4人用の小型テーブルが多数配置された日常の食事用の車両である。要人の随伴員の食事はこちらで提供される。配置されているウェイトレスは保安局員で、本作の主人公である燕女が平時に勤務している場所となっている。窓に装甲シャッターが装備されている点など基本的な仕様は食堂車Aと同様。自走はできない。

厨房車
要人用の食事を作る専用車両。シェフ以下5名の厨房スタッフが常駐するが、要人の専属料理人が使用することも少なくない。巨大な冷蔵庫が備えられる。冷蔵庫などで使用する電力を賄うため、比較的大型の発動発電機を備えるが、通常は機関車や電源車から供給される電源を利用する。外部電源がない場合には冷凍庫が使用できなくなる。調理では、煮物などには電気コンロを使用するようになっているが、焼き物や炒め物用にガスコンロも設備されている。このため、攻撃を受けたときなどに火災の元になりやすいので、消火設備は他より厳重にされている。自走はできない。

リネン車
1週間以上の長期運行で、途中駅でリネン類の補充が難しい場合に接続される車両。客車や乗務員寝台車で使用される大量のリネンやアメニティ類を保管して供給する。また、大型洗濯機や乾燥機、アイロンなども設備されている。メイド兼務の乗務員が交代で管理。シベリア線運行中に運悪く乾燥機が故障したとき、リネン車の天井には大量の女性用下着がたなびいていたとかいないとか。洗濯やアイロンのために小型の電気式ボイラーが設置されている。電源は機関車や電源車から供給される。自走はできない。
和服向けの洗濯設備がないのが燕女といすゞの目下の悩み。

電源車
旅客用車両の電源は基本的には機関車から供給されるものや自前の発電機を使用することになっているが、大量の電力を必要とする編成になった場合や機関車の発電能力が十分ではない場合などに、大型の発動発電機を搭載(フェイルセーフのため2基を交代で使用)した電力供給専用の車両が接続される。電源車が破壊されると各種の行動が制限されることと、発発用の燃料を大量に積載していることから、装甲防御と消火設備は他の車両より厳重である。自走はできない。

保冷車
乗務員や旅客が多い場合や比較的長期間拠点駅に停車できない場合に接続される、生鮮食品を積載する車両。大型冷蔵庫が複数設置され、アイスクリームなどの冷凍品も貯蔵できる。ただし、消費電力が非常に大きいため、電源車なしでは使用することができない。このため、緊急用の発電機も設備されていない。一般の旅客列車用のものに装甲を増設したものであるため、固定武装は取り付けられておらず、自走もできない。
なお、冷蔵の必要がない食品に関しては、各車両に分散して積載されるため、専用の車両は接続しないことが多い。

@戦闘用車両
旅客用車両と大きく異なる点は武装されていることであるが、他にもフェイルセーフが重視された設計となっていて、車両にはすべて独立した発動発電機が設置され、機関車や電源車からの供給が途絶えても一定時間戦闘行動を継続できるようになっている。
※機関車を除く車両において、1両当りの設定車重はできるだけティーガーⅡを超えないこととする。これは厨武装を避けるため。

機動警戒車
軌道と路上の両方を走行できる装置を持ち、必要に応じて装甲列車本隊に先行して安全の確認をおこなう車両。装甲化だけでなく、ある程度の障害は独力で排除できるように、砲と1個分隊程度の戦闘要員(先遣捜索隊)を搭載する(戦闘要員を降ろせば少量の貨物輸送も可能、仮設燃料タンクを搭載すると航続距離を大幅に伸ばせる)。装甲列車本隊との連絡用無線装置を装備しているため、無線連絡員も搭乗している。
主機はディーゼル機関で高い発電能力もあり、無線機だけでなく夜間警戒のための大型サーチライトや砲塔の旋回用モーターにも電力を供給する。警戒時には装甲列車本隊の2~3km前方および後方に展開し、軌道周囲の状況などに目を配る。軌道が破壊されていた場合に備えて、先遣捜索隊員には保線技術の保有者が選ばれる。1編成当り2両が配備され、通常編成では先頭と最後尾に接続される。
車体側面に乗降用のドアが左右1箇所ずつと、車体後部に戦闘要員の展開と貨物の積載に使用される観音開きのドアがある。主砲塔には指揮官用のキューポラと無線用のアンテナを装備(チハ車風)。全体的なイメージとしては欧州大戦時にドイツが開発したA7V突撃戦車。障害排除用のドーザーブレード付き(ラッセル車っぽい。増加装甲としても有用)。
ミネルヴァ号では、装甲列車大隊副官のシャルロット・デュ・コライユが指揮を執る。
固定武装:75mmカノン榴弾砲(密閉型全周旋回砲塔)×1、25mm単装機関砲(開放型全周旋回砲塔 対空対地兼用)×1、7.7mm主砲同軸機銃×1、車体側面に7.7mm機銃×4

航空甲板車
オートジャイロを搭載し、発着、整備など必要が業務がすべておこなえる。有蓋車であるが、オートジャイロの発着用に天蓋が開閉する構造となっている。オートジャイロはパンタグラフ式昇降台に載せられていて、発進および回収時にはこれを天蓋まで上昇させる。昇降台上で作業をする者には命綱が必須である。オートジャイロ用の整備施設は鉄道車両の応急修理機材と兼用され、簡単な工作機械も設備されている。
パイロットと偵察員が3組(6名)搭乗し、管制、整備などは交代でおこなう。
オートジャイロ牽引用のウィンチを標準装備し、牽引索には通信用電話線と電熱服などに使用する電力供給用のケーブルが編みこまれている。このため、独立飛行時は電熱服が使用できず冬場は相当寒い。液冷エンジンが採用された機体では、冷却液を利用したヒーターが装備される。
固定武装:7.7mm機銃×2。

司令車
装甲列車の指揮をおこなう車両。装甲列車大隊長と副官の執務室、司令部要員用寝台、会議スペース(12名程度収容)があり、各車両との連絡をおこなうための車内電話交換機、管区指令室などと通信するための大型無線機と無線連絡員が配置される。会議スペースは平時には乗務員の休憩スペースとしても使用される。このためティーセットが常備されている列車も多い。戦闘中に大隊長が外部を見るため、天蓋にはキューポラが設置されている。ミネルヴァ号では猫のジャンがよく寝ている場所でもある。
固定武装:7.7mm機銃×2。

病院車
動く野戦病院。基本は医師1名と看護婦2名が1チームとして常駐。長期の場合は3チームが交代で勤務する(他に衛生兵が必要に応じて補助に入る)。簡単な外科手術(手足をぶった切る程度。医師の能力にもよるが、全身麻酔設備がないため開腹手術は盲腸手術ができるぐらい)も可能。車体側面と上面には赤十字が画かれる。医療が発達していない地域では、危険が少ないと判断される場合に限り、長時間停車する駅で地域医療ボランティア活動もおこなう。勤務する医師と看護婦は、鉄道委員会と協力関係にある国際赤十字社から派遣されている。このため、国際赤十字社の人道支援物資の輸送は鉄道委員会のどの業務よりも優先しておこなわれる。
要人はほとんどの場合主治医が同行しているので、病院車で診察、治療を受けることはまずなく、これを利用するのは乗務員であるため、武装はしていないが戦闘用車両に分類される。治療中の振動を抑えるため、空気バネが採用されている。この車両に関しては特に非常用電源を2系統装備しており、絶対に停電が起こらないように配慮されている。
固定武装:なし

乗務員寝台車
定員57名(1個中隊収容)。1個分隊6名で1コンパートメントを占有。中隊本部スペースのみは3名で使用し、空きに本部用機材が収容される。ただ寝るだけではなく、乗務員たちの日常生活の場となる車両。通常使用時は座席だが、就寝時には座席を畳んでベッドが展開される。食事は烹炊車から給食当番が運んできたものをここで食べることになる。女子校状態。装甲列車では、要人用客車以外にはシャワーが設置されておらず、停車駅に設備されているもの(拠点駅には旅客用の宿泊施設や、勤務する職員用にシャワーや当直室などが設置されている)を使用するか、設備のない場所では簡易シャワー室が設営される。簡易シャワー室は1回に使用できるのが最大6人なので、交代で使っても停車時間がよほど長くないと全員が使用することができない。普通は最低でも2~3日に1回は設備の整った駅に停車することができるし、水を大量に使用することから、簡易シャワー室の出番はよほどの緊急事態に限られる(拠点駅の整備が遅れている新規路線や、天災・事故が発生し、復旧まで足止めになった場合など)。乗務員1名当りのベッドスペースはあまり広いとは言えず、身長の高いタチアナなどは足がはみ出してしまう。このため、通常は3交代勤務であることを利用して空いたスペースを借り、2名分使用して寝ている。装甲防御のため窓は最低限しかなく、それも有事には装甲シャッターで閉じられるため、熱帯ではかなり暑苦しい。ガス攻撃に対応するためエアコンが設備されているが、普段はあまり使わせてもらえない。
固定武装:7.7mm機銃×2。
設計のベースは欧州でよく使われる簡易寝台車(クシェット)。

砲郭戦闘車
装甲列車の主力戦闘車両。武装によって雄型と雌型の2種類に分けられる。
雄型(砲戦闘車):90mm榴弾砲×2、7.7mm機銃×4
雌型(銃戦闘車):7.7mm機銃×6
をそれぞれ砲廓構造の車体に搭載する。ただし、現地改造で武装が追加・変更されることがあるため、バリエーションは無数といってよいほど存在する。一般的な編成では雄型×1、雌型×2の3両が配備される。
雄型の主砲は千鳥配置のスポンソン部に設置されるが、駅施設などに衝突するのを防ぐため、戦闘時以外は車内に半引き込みが可能となっている。なお、主砲の射界は車体の左右方向に限定されてしまうが、砲郭戦闘車は編成の中間に配備されるため運用上の問題はない(スポンソン引きこみ時も射撃は可能だが展開時より射界が制限される)。動力は持たないため自走はできないが、砲旋回機構(微調整および緊急時用に手動旋回ハンドル有)の動作や砲弾用クレーン、ベンチレータといった補助機械類の電源用として小型発動発電機を搭載する。
搭乗する戦闘要員は1個小隊程度。主砲1門につき砲手×1と装填手×2、機銃1丁につき銃手×1と弾薬手×1が基本。
天蓋に排煙処理用のベンチレータが多数設置され、射撃指揮のための砲術長用キューポラ(測距儀付き)があることが外見的な特徴。
なお、雌型は比較的スペースに余裕があるため、即応用を除いた銃火器類の弾薬はここで保管している。

●HEP弾
粘着榴弾。鉄道委員会の装甲列車では、行進間射撃が可能であることが重視されているため、反動の問題から備砲は初速が低く抑えられており、高初速を要する徹甲弾を撃つことができない。このことから、低初速砲用に開発された対装甲弾がHEP弾である。ホプキンソン効果の応用で、柔軟な金属で作られた弾頭が装甲板に密着した状態で榴弾を炸裂させ、その衝撃波が装甲板内部を通過して裏面を破壊する。古武術で言う“通し”に近い装甲破壊効果を発揮する。また、弾頭が尖形である高初速徹甲弾は射入角が浅いと弾かれやすいが、粘着榴弾では弾頭形状が丸いためその危険も少なく、また風などの影響を受けにくいという特徴もある。成形炸薬弾が実用化されるまでは唯一の低初速砲用対装甲弾である。ただし、複合装甲には効果が低いので注意が必要。
本作では敵装甲列車に対抗するための秘密兵器として登場する。なお、戦後第三世代である英国のチャレンジャーⅡ戦車は、APFSDS弾と滑腔砲全盛であるのにもかかわらず、HEP弾を主力としたライフル砲を採用している。

対空戦闘車
航空機の発達により、上空からの襲撃が予想されるようになったため開発された車両。25mm連装機関砲を装備した密閉砲塔を2基装備。この機関砲は徹甲弾を使用すれば、軽戦車や装甲車を撃破することが可能であるため、対地攻撃用に俯角が取れるようになっている。対地攻撃では主に装甲目標に対して使用されるが、全周回砲塔であるため、自車に対する誤射に注意が必要。戦闘要員は2個分隊程度。今のところ量産化はされておらず、ミネルヴァ号に試験的に導入される。
固定武装:25mm連装機関砲×2、7.7mm機銃×2

烹炊車
乗務員用の食事を作るための車両。巨大な冷蔵庫が備えられるのは要人用の厨房車と同じだが、こちらの調理施設は量を作るのに特化している。1回に約200名分の煮炊きが可能で、1両で1個大隊の食事を賄うことができる。烹炊員3名が常駐し、適宜他の部署から給食当番が応援に入る。大人数の食事を賄うため、メニューには煮物、スープ類が多く、それの調理用に機関車の廃スチームを利用した大型の鍋が設備されている。炒め物や焼き物には大型の電熱プレートを使用。他に電気式のパン焼き窯を設備しているが、発発の発電力では電熱プレートやパン焼き窯までは動かせず、外部からの電源が供給されないとお粥(オートミール)などが続き、乗務員の士気に大きく影響する。
現時点では和食向きの調理設備は存在しないが、将来日本人の乗務員が増えた場合には考慮されることになっている。和食から長く遠ざかったため、燕女といすゞは停車中に小さな文化鍋で白米を炊くようになった。これは燕女の母親が荷物の中に入れたもので、当初小さいとはいえ重い鍋を持たされて閉口していた燕女だが、現在ではこれなしでは生活できないほど重要なアイテムとなり、母親の配慮に感謝することしきりである。
固定武装:なし

車載車
偵察や捜索、連絡に使用する小型四輪車または二輪車(側車付)を搭載する車両。車両の整備機材が設備されていて、簡単な工作機械や鉄道車両用の応急的な修理機材もある。同様の修理機材は航空甲板車にも設備されている。
固定武装:7.7mm機銃×2

2011年8月9日追記:装甲蒸気機関車の仕様を変更。



※博打で儲かるのは胴元だけ。胴元になれないなら賭けた時点で負け確定。人生賭けるのは自分が胴元になれるものだけにしとけ。←5月9日

※Web恋姫夢想。7鯖の拠点が突然襲われたよ。蜀中盤の南方だってのにわざわざ魏からレベルが3倍近いのがやってきたのだ。拠点の建物もまだ半分ぐらいしかない農業国だから兵士もあんまり置いてないし瞬殺だったわけだけども、相手に工兵がいなかったみたいだから単にオレTUEEEEEEがしたい厨だったのかな。←5月9日

※ECOはレンジャーのハヤカワさんがレベル27になったよ。このゲームはレベルとかいろいろな要素ででいける場所が制限されるから、そろそろやれることが少なくなってきたね。採取生活だからソロばっかりで強い敵とも戦えないし。飛空庭が手に入るまではあんまり動けないのかな。音楽がいいからヘッドホンして座ってるだけでもいいんだけどね。まあ、アクティブに食われることもあるけど。←5月9日

ネタメモ016(なんで潜水艦が?)

装甲飛行船の相手になる潜水艦隊って何よ? とゆーコトで以下の如し。


東洋と西洋の重要な海上交通路であるマラッカ海峡を含めた海域における海賊の跳梁という事態を重く見た、南洋に権益を持つ各国は、海賊を撲滅すべく行動を開始した。このため、国際連盟の常任理事国であり、南洋に大きな権益を持つ日英仏の3か国がその枠組みを利用して共同で艦隊を派遣し、海賊に当たることとなった。しかし、同じ国際連盟の常任理事国であっても、イタリアは権益を持たないため消極的であり、後方支援は約束したものの、戦力の提供には及ばず、後方支援が可能な海域もインド洋西部に限られてしまうため、実質的にこの約束も果たされないと見られる。
なお、オランダと米国もまた南洋に大きな権益を持つが、中立国である彼らにとって、海賊への対処には賛意を示したものの、軍事行動を伴う点で共同歩調をとることが難しく、独自の行動を取ることとなった。

こうして英領シンガポールを拠点として対海賊作戦が動き出したが、相手の正体や拠点がわからない現状では、艦隊を派遣したところで哨戒以上のことは難しく、下手に強大な戦力を投入して海賊に警戒されてしまうとその行動がより隠密化してしまい、根絶に至らない可能性が高い。
水上艦艇による哨戒行動は必要であるし、行うにしても、長期になればそれにかかる費用も無視できないものとなってしまうため、早期に海賊を捕捉し、根拠地や正体を明らかにするために、単独で隠密に長距離作戦行動が可能である外洋型潜水艦が各国から派遣されることが決定された。
日本からは、初めて水偵を搭載した最新鋭の伊五号潜水艦が選ばれ、伊一○五号と改称して横須賀よりシンガポールへと出航した。この当時、潜水艦の性能は極秘で滅多なことでは他国の海軍の前に出ることはなかったが、海賊が航空機を使用することが判明しているため、追跡には航空機が必要になると予想されることと、初の水偵搭載艦である本艦の運用実績を積むために、一部の反対を押し切って特に派遣されたものである。



※ドイツから2件アクセスがあったのと、“ルーデル教会”が2件閲覧されたのは何かの偶然か? もしかして反ナチ法かなんかに引っかかって、ドイツの裁判所から召喚されちゃったりする? んでもって、危険人物リストに載っけられちゃって、モサドと情報共有されちゃったりして、ユダ公にSATSUGAIされちゃったりするのかしらー。かしらー。

2011年5月7日土曜日

今日の雑感035

経団連が東電を免責するべきだっつってるね。

いいでしょう、その代わりに被災地復興のための産業振興として経団連の加盟企業は全部本社を福島第一原発の半径20km以内に移転してね! ついでに経産省もくっつけよう。そうだ、首都機能の分散って長いこと課題だったんだし、南相馬市あたりを第二首都にすればいいんじゃないカナ? カナ?

なんにしてもですな、地震自体は避けようのない自然災害なワケですが、その後の被害の拡大は日本社会が本来必要であるはずのヒトやモノの“余裕”を“ムダ”といって切り捨て、お金に換えちゃったことに遠因があるような気がしますね。



※映画『シン・レッド・ライン』を“赤線地帯”のおハナシだと思ってた時期がオレにはありました。

※間違った前提から正しい結論を導き出すことはきわめて困難だ。それができるのは前提を理解できない、またはハナから無視している人間だけだ。←5月8日

2011年5月1日日曜日

ネタメモ015(装甲飛行船の世界観)

月も変わったし、本はあらかた売れたみたいだから宣伝はもういいよね? とゆーコトで久々に装甲飛行船ネタ。今回は小説にする場合の世界設定などを少々。

・前史
第一次世界大戦末期、アフリカ大陸東海岸上空を、5隻ものツェペリン式大型飛行船が一路ドイツ帝国領東アフリカ目指して飛行していた。これは現地で孤軍奮闘するパウル・フォン・レットウ=フォルベック大佐が率いる植民地防衛部隊に補給と航空支援を与えるために、ドイツ帝国陸海軍の飛行船部隊より抽出して派遣されたものであった。夜陰に乗じて密かにオーストリアから出発した各飛行船のキャビンには、夥しい金塊や宝石類の箱が積み上げられて、さらに、現地軍の士気を鼓舞するために、艦隊の中央に位置する旗艦にはドイツ皇帝ヴィルヘルム2世の皇子であり、ドイツ帝国陸軍中佐のアウグスト・ヴィルヘルム・フォン・プロイセンとその一家がドイツ皇帝の名代として座乗していた。
だが、すでに英国が30万人近い兵力を投入している以上、いやそれだけにいかに莫大とはいえ資金と数隻の飛行船だけでは、現状を覆すことはできないだろう。逆に、明らかな劣勢であるからこそフォルベック大佐は不正規戦を展開できたのであり、ここで正攻法に転じたとて圧倒的な戦力差の前に擂り潰されるだけである。
連合国の海上封鎖を受け開戦早々に白旗を揚げた他の植民地防衛隊と違い、東アフリカ防衛隊はフォルベック大佐の的確な現状把握と現地兵を掌握する手腕によって、本国から孤立した状態でありながら、数十倍もの戦力相手に粘り強い抵抗を続けていた。このことは、ひたすら消耗を続けるだけの欧州戦線に倦んだドイツ国民にとって唯一とも言ってよい光明であり、これとの連絡を回復することは蔓延する厭戦気分を振り払うよい宣伝になるだろう。また、これで東アフリカ戦線が活性化すれば、連合国はより多くの戦力をかの地に注ぎ込まなければならなくなり、首脳のみならず国民からも継戦意欲を奪う効果を期待することができる。
しかし、飛行船による連絡線を構築しようにも、ドイツ本国から東アフリカへは、欧州の前線から遠くほぼ無警戒であるとはいえ、北アフリカから大西洋沿岸にかけて連合国の中心である英国やフランスの影響が強い地域が点在している。これらを完全に迂回するためには大西洋から大きく回りこんでアフリカ大陸を縦断することが考えられる。しかし、現在の戦況ではドイツから大西洋まで連合国の攻撃を受けずに飛行船を進出させるルートはなく、仮に可能だったとしてもまったく中継点なしに東アフリカまで飛行しなければならない。より現実的な案としては、オーストリアからオスマン帝国へ南下し、アラブを縦断してインド洋に出るというルートだろう。これならば大半がオーストリアの影響下にあるバルカン半島から同盟関係にあるオスマン帝国まではほぼ連合国の干渉を受けずに済むし、ギリギリまで地上支援を受けることが可能だ。しかし、そこから先は攻撃を受る可能性は低いにしても英国の支援を受けるアラブ諸族の監視網に引っかかる可能性が高く、またそれを逃れたとしても紅海からインド洋にいたるアフリカ大陸東岸にはやはり連合国側で参戦しているイタリアの植民地が存在する。
これらの危険を考慮したにもかかわらず、ドイツ軍司令部は飛行船艦隊のアフリカ派遣を決定した。
そうまでして彼らが東アフリカを目指すのにはある重大な秘密があった。飛行船艦隊の派遣は東アフリカ防衛隊の支援と恒久的な連絡線の構築、さらにドイツ国民の士気の高揚を表向きの目的としているが、その裏ではある重大な役割が与えられていたのだ。
この頃、欧州での戦争は完全に膠着状態に陥り、連合軍も同盟軍も相手に決定的な打撃を与えることができずに、ただ長大な塹壕線をもって睨み合うばかりであった。しかし、長期にわたる戦争は双方の国内経済を疲弊させており、このまま膠着が続けばいずれは耐え切れなくなった側が内部から崩壊し、なし崩し的に戦争の決着が付くことになるだろう。そして、その結果もし戦争がドイツ帝国にとって最悪の結末を迎えることとなった場合、皇帝ヴィルヘルム2世と政府をいずれかの植民地に移し、その地においてドイツ帝国を存続させ再起を図るというものだ。それも叶わぬのであれば、アウグスト皇子を担いで新生ドイツ帝国として独立し、プロイセン王家の血脈を残すことを意図したのである。低めに見積もっても、一等国の軍隊を10年賄えると思われるほどの過剰な金品は、プロイセン王家の莫大な私財が連合国に接収されることを防ぎ、いずれくるであろう帝国再興の時に備えた準備資金だったのだ。
しかし、数々の苦難を乗り越え、艦隊がようやくフォルベック大佐の部隊と合流を果たそうとしたとき、ドイツ本国が降伏したという情報がもたらされ、同時に英国のアフリカ派遣軍からは降伏勧告が提示された。
本国との連絡が途絶した飛行船艦隊と東アフリカ防衛隊の内部では、降伏自体が英国の謀略であるとする者と、戦況からして降伏に不思議はなく降伏勧告を受け入れるべきであるとする派が激論を交わし、結局防衛隊のドイツ人士官の一部が現地募兵であるアスカリを率いて降伏し、残りは古くから英国の侵攻に抵抗していたボーア人との連携を求めて飛行船艦隊とともにローデシアを目指し、事の真偽が明確になるまで潜伏することとなった。潜伏組の中には、東アフリカ防衛隊司令官であり、1万にも満たない戦力で、数十倍にもおよぶ英国軍を長期にわたって東アフリカに拘束し、多大な出血を強いてきた名将パウル・フォン・レットウ=フォルベック大佐も含まれていた。
そして、それ以降ドイツ飛行船艦隊を目にしたものはなく、アフリカの奥地で乱気流に巻き込まれて墜落したものと推測された。終戦後、アフリカ横断鉄道の予備調査を行っていた英国測量団が、ビクトリア湖から180kmほど奥地へ進んだ地点でそれらしき残骸を発見したことにより、飛行船艦隊は悪天候に遭遇し遭難したものと公式に認められたものである。


第一次大戦が終結し、その戦後処理のために国際連盟が設立されて数年が経った頃、南洋において商船が次々と海賊に襲撃されるという事件が発生した。
しかし、不思議なことに襲われた商船の乗組員は一人として不必要に傷つけられることはなく、また解放され帰還した船員の証言によると、周囲に島影のない場所にもかかわらず、突然小型の航空機による威嚇と停船命令を受け、その後出現した大型海賊船に積荷をすべて、場合によっては船ごと接収されたということである。
ここで最大の謎は、停船を命じた航空機が飛行艇や水上機ではなく陸上機であったことだ。これは機体にフロートがないことや、着水する場面がなかったことを船員たちが証言している。しかし、襲撃地点は洋上であり、およそこの頃の航空機の航続距離では到底到達できる距離ではない。航空母艦でもなければ不可能なことであるが、そのような艦はまだ列強の海軍ですら試行の段階であり、実用に達しているものは存在していない。当然のことながら、海賊の主力であろうと思われる大型(とはいっても数百トン程度)海賊船で運用できるものではない。
また、海賊の船員たちに対する扱いは丁重で、相当な銃火器で武装しているにもかかわらず船員が抵抗しない限りはそれを使用することはなかったし、船を傷つけるようなこともしなかった。解放されるときも最寄りの港までの航海に必要な最低限の食料と水は残されていたということだ。さらに、海賊たちの中には明らかに白人、あるいはその混血と思われる人間が多数存在し、しかも十分な訓練を受けている可能性が高いという証言もあり、これも海賊の謎を深めている。



・連合国側
国際連盟潜水艦隊
伊一○五号潜(元大日本帝国海軍所属 巡潜1型改 水偵1機搭載 派遣にあたり伊五号より改称)
オリンパス(元英王国海軍シナ艦隊所属 O型潜水艦)
マルスアン(元フランス共和国海軍所属 ルカン級潜水艦 浮上中のみ旋回式2連装魚雷発射管×2基を使用可能)
※米国は国際連盟に参加していないので公式に艦隊への派遣はない。しかし、フィリピンを中心に権益を持つため、独自の調査行動をとるか、現地の判断による協力はあるものと思われる。


・プロイセン南洋王国(海賊)側
主な人物
アウグスト・ヴィルヘルム・フォン・プロイセン プロイセン南洋王国元首 元ドイツ帝国皇子(愛称:アウヴィ)
パウル・フォン・レットウ=フォルベック上級大将(ドイツ帝国では大佐) 元ドイツ領東アフリカ軍防衛隊司令官

プロイセン南洋王国艦隊
飛行船 3隻(航空機搭載ツェペリン式飛行船2隻、改ツェペリン式攻撃型装甲飛行船1隻)
航空機 7機(フォッカーDRⅠ2機、フォッカーDRⅦ4機、ルンプラー・タウベ1機)
水雷艇 1隻(S-90・南洋艦隊旗艦)
他に小型艇が数隻存在すると見られる。

※水雷艇と航空機の一部は青島を脱出した東洋艦隊残存より編入。その他にドイツ国内の支援者から人員や連合国の接収を逃れた兵器が少しずつ送り込まれているらしい。将来、スイス・ソ連領内で開発中の新兵器が送られてくる希望もある。

※プロイセン南洋王国の背後にはオランダ王国が存在する。英国とオランダ王国は、一時期同君連合となっていたこともあり、関係の深い間柄であるといえるが、近世以降の海上貿易利権にからむ戦争では数回の戦争を含む熾烈な争いを演じており、さらにアフリカではボーア戦争によってオランダ系であるボーア人が英国に蹂躙されるなど、オランダ国内には反英勢力根強く残っている。一部のオランダ人にとって、かつての同君国家という体裁も英国から押し付けられたという意識があり、その点において政府と対英戦略について方針を異にするものが少なくないと考えられる。
彼らは欧州のドイツ帝国が崩壊し侵略の危険性がほぼなくなった以上、その残党がインド洋から南シナ海に拠点を作るのであれば、アジアにおける対英仏日の利権争いにおいて有効な手駒となりうると踏み、密かに支援を行っている。

※オランダは第一次大戦では局外中立を保ち、終戦時にはドイツから亡命した皇帝ヴィルヘルム2世を受け入れ、後にドイツ共和国から要求された身柄の引き渡しを拒否している。

プロイセン南洋王国はニューギニア島に拠点を置く。元々北東部はドイツ帝国の植民地であることと、島のほとんどが未開で連合国に察知されずに拠点を作りやすく、さらに西側にオランダ植民地があり、オランダ系の反英勢力からの支援を得やすいためである。
南洋王国はあくまでドイツ帝国の分家であり、国王にはアウグスト皇子を戴く。ヴィルヘルム2世は亡命中であるとはいえ本国の皇帝であり、南洋王はその臣下という扱いになる。

装甲飛行船は水素によって浮力を得る。この時代、安全な浮力ガスであるヘリウムはアメリカが独占しているため入手が難しいことと、ヘリウムは漏出しやすく浮力ガス嚢の製作に高度な技術が必要であるためである。水素ガスは酸素と結びつきやすいため爆発の危険性が高いが、これを軽減するため、硬式飛行船の構造を利用して、飛行船外殻とガス嚢の間に窒素ガスを充填して酸素を排除している。窒素ガスは空気とほぼ同等の比重となるため浮力への影響はごくわずかである(酸素や二酸化炭素よりも軽いのでプラスとなるだろう)。これにより、炸裂弾以外での銃撃では爆発を起こしにくくなった。しかし船内では呼吸ができず、保守作業員には呼吸装置が必要となる。この負担を軽減するため、船内作業を行わない乗員用にキャビンと銃座、推進用エンジンなどの間を移動するためのキャットウォークや縄梯子が船体外に張り巡らされている。

ちなみに、飛行船が急速に衰退する契機となったヒンデンブルク号の事故では、従来はその原因を水素ガスの爆発とする説が強かったが、近年では船体外殻を覆う帆布に塗布された酸化アルミ系の塗料が帯電によってテルミット反応を起こして燃え広がり、水素ガスの爆発はこれに誘発されたもので、被害を拡大したものの決定的な要因ではないとする説が有力とされている。当然ながら、この事故以前に建造された飛行船にはこの塗料が使用されていると考えてよいし、対策が施されている可能性も低い。

装甲飛行船が現在まで目撃されていないのは、船体を雲に隠し、偵察用のゴンドラのみを雲下に下げて行動していたため。敵船を発見すると空中空母に改装されている僚船に連絡して航空機を発進させ、敵船を停船させるのである。このため、装甲飛行船の行動は曇天時に限られることになる。ただし、飛行船はその特性から悪天候に対して脆弱であるため、スコールのような急激な天候の変化がもたらす雲に隠れることは難しいだろう。

装甲飛行船の基本構造は、ツェペリン式硬式飛行船2隻を接続した双胴型。2隻を繋ぐフレームの間にも気嚢を設けることによって、装甲化による重量の増加分を補う浮力を得ている。装甲板は船体下面とキャビンに取り付けられており、高射砲弾の破片を防げる程度の防御力が与えられている。攻撃を受ける可能性が低い上面は重量軽減のため装甲化されない。航空機による上面への攻撃には、船体各所に設けられた機関銃座の弾幕によって対抗する。

大型化による機動性の低下を補うために、小型の水平動翼が船体の前後に追加されている。しかし、潜水艦よりはマシとはいえ機動性が劣悪だということに変わりはない。特に、高度を変化させるためには浮力ガスの放出やバラストの投棄などが必要であり、急降下や急上昇は不可能である。なお、追加された翼は多少の揚力を発生させることが可能であるため、ガス嚢の一部が破損した場合でも、最大速度で航行すれば降下率を多少低下させることができる。



※市場調査っていうかさ、トレジャーブックが売れたかどうか調べるためにNCブログで検索して引っかかったところを覗いてみたさ。まあ、ほとんどがアイテム目当てだってのはそういう本だからいいんだけど、開くとイキナリ音楽が鳴り出すところが多くて閉口したよ。ハヤカワさんPCは音楽(プログレとかプログレとかテクノポップとかプログレとか)再生しながら弄ってるから、急に大音量で鳴られると心臓に悪いのね。大抵好みに合わないしさ。

※『ぱれっとLite』が休刊になったようだ。『ぱれっと』本誌に移動できたのはタイアップものと「みりたり」ぐらいか。←5月2日

※普段は1日の閲覧数が0~3ぐらいなのに、なぜか2~3週おきに数時間で10ぐらい閲覧される日があるのね。フシギ。大抵ヘンな検索ワードがついてくるんだけどもね。ネタメモがらみで。←5月5日