テレビとかでエコ特集が頻繁に組まれる今日この頃。
そういった場面で必ずといっていいほど取り上げられるのが“自然エネルギー”というやつだ。
具体的にいうと、風力発電や太陽光発電というもの。
これらを現在使用されている火力発電や原子力発電の代替にしようということで、クリーンでエコな夢のエネルギーといった感じの扱いであったりする。
国もなんだかえらく後押しをして普及させようとしているのだが、ハヤカワさんはこの自然エネルギーの利用にはちょっと疑問を持っている。
実は、10年ほど前のことだが、ハヤカワさんは平沢進という音楽家の主催するイベントに参加して、自前の自然エネルギー発電機を開発してみたりしたことがあった。
それはそれで非常に楽しい経験で、ハヤカワさんはそのイベントの後も密かにいろんな自然エネルギー発電について勉強をしていた。
だが、今はそれをしていない。
なぜかというと、 自然エネルギーを無闇に広げてしまうと、却って地球環境に大きな悪影響を及ぼすのではないかと考えてしまったからなのだ。
例えば風力発電だが、これは風によって風車を回して、その回転力で発電機を回すというものだ。
最近ではそれ用の風車がいろいろなところに建っていたりするので、小さなものなら日常的に目にするようになってきた。
で、風車によって風のエネルギーを利用するということは、風車を通過した以後の風は以前よりそのエネルギーを失っていることになる。つまりは風が弱くなるということだ。
するとどうなるだろう。弱まった風は空気を遠方まで運ぶ力を失い、空気とともに運ばれていた様々な物が届くべき場所に届かなくなる可能性がある。それにはもちろん熱も含まれる。
風力発電をあまり大規模に展開してしまった場合、最悪の場合大気の循環を阻害することにもなりかねないのではないだろうか。
また、太陽光発電だが、これは太陽電池の製造にかかる環境負荷も問題であるが、商用として大規模に展開した場合、個人の住宅の屋根などとは比べ物にならない広い場所に太陽電池パネルを設置しなければならない。
すると、それが地上であれ海上であれ、パネルの設置まではそこに届いていた太陽の熱が途中でさえぎられてしまうことになる。地上であれば地温の上昇を妨げ、海上であれば海水の対流を阻害し、最後には海流を変えてしまうことにもなりかねないのではないだろうか?
だがしかし、ハヤカワさんは「だから原子力や火力がいい」というつもりはない。これらのエネルギーが持つデメリットはわざわざ解説する必要がないほどにいろいろなメディアに取り上げられている。
でも、自然エネルギーもすべてを解決する夢のエネルギーではない。
要するになにが言いたいかというと、効率を考えるならばエネルギー源の種類は少なくして集中的に投資した方がいいということはわかる。だが、リスクの軽減を考えるなら、少数のエネルギー源に依存しないで、いろいろなところからちょっとずつもらってくる方が安全なんじゃないか?
省エネしつつ、リスクを分散していかないと、あとでとんでもないしっぺ返しをくらうことになるのだろう。
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